災害救助専門の日本救援隊31人が16日午後3時30分頃、各地を経由してようやく四川省青川県の中心地・城喬庄鎮に到着し救援活動を始めた。被災地に国際救援隊が入るのは今回初めて。日本の救援隊は電磁波人命探査装置やガス漏れ検知装置などを装備している。同日午後7時頃、第2陣の29人も成都に到着し、その足で青川県に向かった。
ロシアの救援隊も同日午後5時30分頃、成都の双流国際空港に到着。ロシア側は今回、国内外で地震救援活動の豊かな経験をもつ専門の救助スタッフや医師を含む50人を派遣し、救助犬や専門の救助機材も持ち込んだ。この救援隊は到着後、さっそく被害の深刻な綿竹市の支援に向かった。
韓国とシンガポールの救援隊もすでに成都入りし、什ホウ市に駆けつけたという。これまでに日本とロシアのほか、韓国、シンガポールからの救援隊の全てまたは一部が被災地に入った。
このほか、同日午後2時の時点で中国の税関は支援物資17陣の入国手続きを手早く行った。食料、海事衛星電話、呼吸機、血液透析機、使い捨て注射器などを含むこれらの支援物資は北京、上海、成都、広州を経由して送られてきた。
「人民網日本語版」2008年5月17日 |