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四川・江油、24日までに被災者2万人を移送
発信時間: 2008-05-23 | チャイナネット

四川省の江油市政府は22日、隣接する北川県の唐家山にできた地震湖(地震による山崩れで川がせきとめられてできた湖)には決壊のおそれがあるため、下流域にいる被災者約2万人を24日の正午までに別の場所に移動させると発表した。移送がスムーズに行われるようにするため、同市政府は移送を受け入れた市民に一世帯につき一日あたり30元の補助金を支給するとしている。「新京報」が伝えた。

このたびの地震により唐家山には巨大な地震湖が出現した。同市政府によると、現在湖の貯水量は7千~8千万立方メートルに達し、毎日500万立方メートルずつ増水している。決壊すれば下流域の市民に甚大な被害が出ることになる。

同市政府関係者は「危険を知った後、市政府はただちに緊急対応マニュアルを発動し、洪水対策指揮部を発足させた」と話す。

同指揮部は、24日の正午までに被災者約2万人の移送を完了し、一人の死傷者も出してはならないとの指示を出した。

「人民網日本語版」2008年5月23日

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