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腕に「遺書」:「王さんから3000元を借りた」
発信時間: 2008-05-24 | チャイナネット

   

劉徳曇、四川省什ホウ市旺鎮出身。

記者は19日の朝、負傷して入院中の劉さんを取材に行った。劉さんは16日に救出されて324病院に収容されていた。

5月16日の午後6時半、それまで100時間以上も生き埋めにされていた劉さんは、解放軍兵士に救出され、やっと自分の親族と会った。救出されたとこ劉さんはかなり衰弱していて、しゃべることも出来なかった。しかし、劉さんの目は自分の左腕から離なかった。そこで娘さんが、劉さんお左腕を見ると、腕には「王さんから3000元を借りた」とという遺言が書いてあったのだ。その後劉さんは意識を失った。

5月17日の朝、意識を取り戻した劉さんは、娘さんに「もし私が死んでいたら、左腕にかかれたのが私の遺書だった」と言った。

劉徳曇さんは四川省什ホ(方に耳偏)市旺鎮の出身で、工場の職員である。地震が起こった時、ほかの3人の同僚とともに生き埋められた。何時間も経って、救援が来なかった。絶望した劉さんは、動ける右手で、ポケットからボールペンを取って、左腕に「遺書」を書いた。

劉さんは、「遺書を書いて、なんとなく安心した」と記者に教えてくれた。

これは、四川大地震で起きた「正直者の劉さんの物語」である。

「中国国際放送局 日本語部」より 2008年5月24日

 

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