遼寧省人民代表大会常務委員会弁公庁は6月2日、「遼寧省高齢者権益保障条例（草案）」を公告、各界のパブリックコメントを求めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

高齢者に対する「精神的な癒し」は、遼寧省初の地方級法規として取り入れられることになるだろう。同条例（草案）によると、扶養者は高齢者の精神的に癒し義務を履行しなければならない。高齢者と別居している場合、時々訪問し、顔を見に行かなければならない。遼寧省老齢業務委員会弁公室の関連責任者によると、近年来、一人っ子世帯が増え、高齢者の精神的な癒しをどのように保障するかの問題がクローズアップしている。高齢者の中には、うつ病による自殺者も出ている。同条例（草案）によると、国家公務員が上述の規定に違反した場合、その所在する機関あるいは上級機関から改正の命令を下す。情況が重大な場合、行政処分を下し、犯罪に位置づけられた場合は、法に基づき法律責任を追及する。

「人民網日本語版」2008年6月5日