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歴史と現代の中で変わりつつある北京
発信時間: 2008-07-22 | チャイナネット

北京オリンピックが近づくにつれて、北京の街は世界の注目を浴び、多くの海外メディアが報道する、北京の都市建設についての論評も増えている。大多数のメディアは、この7年で北京は確かに変わったとしているが、多くの高層ビルが建ち、胡同(横町)や四合院が改築されて、「北京の面影がなくなった」「昔の北京の優雅さが失われた」と報道するメディアもある。しかし実際はどうだろうか。

北京はここ数年、確かに多くの高層ビルが建ち、胡同が壊された。しかし改修したり修繕された胡同も少なくない。例えば菊児胡同や南池子、什刹海などの古い北京を代表する胡同は、「古いままに修繕する」という原則で、元の風貌と特有の趣きを保ちながら一新された。外国の人たちが北京に来て街を歩けば、昔の北京の趣きを味わうことができるだろう。

外国の一部の人たちは、北京の都市建設と古い建物の改造を心配しているが、千年の歴史を有する都としての北京は、国際的な大都会として、古風な優雅さと現代的なモダンを併せ持った道を歩んでいる。

中国の首都としての北京は、時代の進歩や社会の発展の中で、時代とともに進歩しなければならない。しかし老朽化した家屋や狭い道路などは、明らかに改造するべきだ。こうした古いものを改造しなければ、保存されている古い建物も無秩序になるだろう。

千年の古都としての面影を留めることは、全てのものを元のままにしておくことではない。人々は胡同や四合院を北京のシンボルとして深い感情を持っているが、長年の風雨により一部の四合院はひどく傷んでいる。こうした老朽化した建物の修繕や改造を行わなければ、中国人だけでなく外国人の目にも見るにしのびないだろう。

新しく都市を建設する例は外国にもあるが、名所古跡が多くある北京にそれはできない。祖先の残してくれた文化財を破壊する理由もなく、破壊することはできない。

適切な方法は、歴史的な古風さと現代のモダンを結びつけることだ。今の北京は、頤和園や天壇、北海などの古い建築物と多くの現代的なテーマ公園がコントラストをなし、平屋の四合院もあれば、高い高層ビルもある。静かな胡同もあれば、広い道路もある。こうした新旧の建物が共存する様子は、それぞれの魅力や特徴を呈している。

市民は四合院に住むこともでき、高いビルに上がって眺望することもできる。胡同を散歩することもできれば、広い道もドライブすることができる。瑠璃厰や煙袋斜街などの古い街では、過ぎ去った昔を懐かしむこともできれば、北京五輪のメインスタジアムである「鳥の巣」や、国家水泳センターの「水立方」で、オリンピックを観賞し、現代的な科学技術がもたらした楽しみも堪能できる。

「チャイナネット」2008/07/22

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