中国では現在、68校の大学でインターネットを使った遠隔教育が展開されている。教育部が遠隔教育の試行を1999年に開始して以来、中国人が高等教育と職業訓練を受けるツールとしてのインターネットの役割は着実に増してきている。「新華網」が伝えた。
「奥鵬遠隔教育センター」は、教育部が認可した最初の国家級現代遠隔教育サービス機構だ。同センター広報部の李廷玉?副総監によると、同センターは重点大学34校の課程を集め、専攻科目180項目を開設しており、中国で最大のネットワーク教育機構の1つとなっている。同センターの教育サービスにより、数万人が職や家を離れることなしに教育を受ける機会を得た。
中南大学ネットワーク学院は、01年に認可を受けて発足し、これまでに3万人余りを養成している。朱穎?副院長によると、遠隔教育は始まったばかりの頃は受け入れられなかったが、徐々に人の心をつかみ、すでに重要な教育方法の1つになった。
広西遠隔教育サービスセンター弁公室の陳学建?主任は、「コンピューターの普及は遠隔教育の発展を促した。ネットワークが国民教育に果たす作用もだんだん目立ってきている。ネットワークは実戦向きの多くの人材の養成を助けているだけではなく、終身教育の実現と学習型社会の構築にも良好な環境を作り出している」と述べている。
「人民網日本語版」2008年8月7日 |