教育部の楊念魯・基礎教育司副司長は25日の定例会見で「被災地の小中学校の授業再開に向けた準備作業は現在着実に進められており、9月1日には全面的に授業を再開できる」と発表した。
四川大地震の被災地の地方各級政府は現在、プレハブ校舎の建設や教育設備の整備を加速しており、授業再開に必要な事業を優先すると共に、提携支援省との協調を強化している。四川省は8月中旬までにプレハブ建設計画の85.4%を完成。また、さまざまなルートや方法で、授業再開に必要な机、椅子、黒板、生徒用ベッドといった基本物品を調達したほか、プレハブ校舎に避雷・防暑・防寒設備を設置した。
財政部と教育部は、中央財政の「震災復興基金」から23億2000万元を拠出し、四川省・甘粛省・陝西省の、被災状況の特に深刻、または深刻な51県の小中学校(義務教育課程と高校課程の学校を含む)の校舎の補修・補強と、教育設備の再整備に宛てるとの通達を出した。
また、住宅・都市建設部などと合同で、四川、陝西、甘粛、重慶、雲南の5省(直轄市)の義務教育過程の小中学校、普通高校、中等職業学校、特殊教育学校、幼稚園などの校舎を検査し、補修不能または補修価値のない校舎は速やかに解体し、損壊状況の深刻でない校舎は検査結果を踏まえた上で補修・補強計画を科学的に立案し、迅速に補修・補強を行った。
「人民網日本語版」 2008年08月26日 |