国営企業は賃金が安く、外資系企業は安定しない。自分で起業するか。うまく行かなかったら、尻尾を巻いて家に帰るしかない。やはり公務員がいい。一時期努力すれば一生のリスクを避けることができる。」中南財経政法大学法学専攻の学生である劉さんは、自分の人生の目標を公務員試験合格に定めた。合格しなかったらどうするのか。劉さんは断固として言う。「もう一度試験を受ける。」公務員は今、非常に人気の高い職業となっているようだ。ますます狭まる合格率から、公務員試験は大学入試試験や大学院入試試験と並ぶ「中国第3の難関試験」となっている。2008年の国家公務員合格率は60人に1人という難易度だ。「中国青年報」が伝えた。
9月から2008年に新規採用された国家公務員が職場に入るが、各地方の公務員試験はまだ続いており、応募状況は依然として高い人気が続いている。
公務員試験はなぜそんなに魅力的なのか。公務員を志望する人にはどんな特徴があるのか。
中国青年報社会調査センターが先ごろ行ったインターネット調査によると(2440人が参加)、対象者の86.0%が自分または身近な人が以前に公務員を志望した経験があると答え、「考えたことはない」のはわずか8.0%に留まった。
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