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調査結果 就職先として公務員が大人気
発信時間: 2008-09-04 | チャイナネット

 

▽公務員を選択することは、1つのライフスタイル選択に等しい

 湖南省岳陽市の陳君蓉さんは今年大学を卒業し、ある沿海の省の海事局の公務員試験に合格して、同級生や友人から羨ましがられている。同級生は「国家公務員試験に合格することは、『金庫』に入るようなもの。これから何にも心配する必要はないのだから」と話す。しかし陳さんは、公務員試験を受けたのは厳しい就職活動に対処するための別の考え方の一つであるだけで「公務員を選ぶのは、実は1つのライフスタイルを選ぶこと」だと言う。

 調査結果によると、大勢が先を争って公務員試験を志望するのは、公務員という職業が「鉄飯碗(解雇の心配のない雇用形態)」で仕事が安定しているためだと考える人が77.0%、公務員は福利厚生の待遇がよく、昇進の余地が大きいためと答えた人は73.2%、他の職業と比べて公務員の仕事は楽だからと答えた人が59.9%、現在は就職が難しく、公務員試験に合格すればチャンスをつかむことができるためと答えた人が41.2%、「勉強するのは官僚になるため」という文化的な伝統によるとする人が15.0%だった。

 「勉強の最終目標はやはり仕事だ。象牙の塔(大学)で甘やかされた私たちのような学生にとって、社会は複雑すぎる。公務員なら社会経験面での要求が高くなく、仕事が見つからない私たちのような人間にとってはチャンスだ。何としても受からなければ。」陳君蓉さんによると、同級生40人のうち30人は公務員試験に申し込んだか、今後申し込むつもりだという。各地の公務員試験の時期は重なっていないため、同時に3地方の公務員試験に申し込んだ同級生もいるという。

 「仕事を探すのは実は難しくはないが、満足でき、自分に合った仕事を探すのは本当に難しい。」湖南省検察院の公務員である宋さんによると、今の大学生の問題は、よい仕事を探しながらも大多数の学生は自分が何をしたいのかが分からず、盲目的に流行を追って公務員試験を受けることだという。

 調査結果では、30.4%の人が公務員試験の応募者はよい仕事が見つからない人だと見ており、16.4%が応募者は社会経験が不足していると答えている。また15.8%の人が、公務員試験応募者は成績優秀者であるべきだと答えている。

 「公務員は誰でも受けられるというものではない。」宋さんは、公務員は2つの条件を備えているべきだと考える。第1にその仕事が好きであること、第2に成績が優秀であること。「成績が悪ければ、受けても無駄。しかし最も重要なのは自分がその仕事が好きなことだ。さもなければ合格しても無駄だ。」宋さんは今、強く転職を希望している。原因は自分が公務員という職業を全く好きではないためだ。宋さんは公務員となって1年近くの青春の時期を無駄にしたとさえ感じているという。

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