■外国メディアは中国の努力を評価
パラリンピックは障がい者に対する中国社会のケアの度合いを、ある側面から映し出した。米紙「僑報」は「よく中国に帰る人なら、みなこうした体験があるかも知れない。中国の都市の大通りや路地を歩くと、視覚障がい者用誘導ブロックをどこでも目にすることができる。政府は障がい者にプラスとなる、または障がい者を優遇する政策を数多く打ち出しており、それは教育、就職、税制、保険など各方面に及ぶ。障がい者も生活保護や障がい者保障金を受給できるのだ」と報じた。
北京パラリンピックの開催によって、障がい者に対する中国人の関心はさらに高まった。より多くの関心はより多くの理解につながり、より多くの理解はより多くの配慮につながる。「日本経済新聞」は、開会式が行われた「鳥の巣」に障がい者用の観覧席が増設され、さらに聴覚障がい者用の席には補聴器も用意されていることに注目した。同紙は「北京が実施した各措置により、国内外の障がい者は『文明的な中国を身をもって感じた』」と報じた。
ドイツ紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」は、「中国には約8300万人の障がい者が生活しているが、中国政府の努力によって、彼らはすでに社会の辺縁から生活の中心へと移った」「過去数十年で、中国における障がい者の状況は大幅に改善された。多くの障がい者が練習を積みパラリンピックの選手になることのできる環境にあったことが、その明らかな証だ」と報じた。
「人民網日本語版」 2008年09月09日
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