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医師の白衣着用論争 耐性菌を撒き散らす?
発信時間: 2008-09-24 | チャイナネット

医師は白衣を着用すべきか?この問題は、医療従事者の間で大論争を呼んでいる。医師のシンボルともいえるドクター白衣。今では病原菌、とくにMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)という「超強力な耐性菌」の院内感染を引き起こす原因と認識されている。世界中の医療機関でも、この病原菌に打つ手はなく、英国では今年から、141年の歴史をもつドクター白衣に替わり、ブルーの半袖服の着用を開始した。上海「文匯報」が伝えた。

上海交通大学医学院附属瑞金医院感染科臨床微生物科の主任医師・倪語星教授は、「白衣を変更することそのものよりも、院内感染を抑えるための理念を医療従事者に植えつけ、患者の健康を守ることが第一と認識させることが最も重要だ」と述べている。

上海では、ドクター白衣の着用は医療機関における重点的な管理方法であったが、現在、規範的な使用がされておらず、白衣を着用した医師があちこちで歩いているのを見かける。人によっては、手を洗った後、その手を白衣で拭いたりする医者もいる。管理が厳重な医療機関では、週2回、白衣を洗濯するよう規定されているが、忘れて洗濯に出さない医者も多い。

「医療機関職業服装管理規定」によると、医療従事者が業務用の服を着用時、禁止されている行動として▽着用したままの外出▽着用したまま帰宅▽着用したまま病院内の食堂・浴室・理髪店に行く▽着用したまま食事・喫煙する▽其の他労働用の服装に着替える▽白衣を羽織るだけや、装飾品をつける▽髪や爪を伸ばす――といった7項目規定されている。

このほか▽円形の医療用キャップをかぶる時は髪を中に入れる▽ナースキャップをかぶる時は髪の毛の長さは肩を超えてはならない――などの規定がある。

倪語星教授は、「院内感染の管理は、主に医師の悪い習慣を改めさせることだ。だが、こうした習慣を変えるのは中々難しい」と述べている。

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