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休暇中に仕事が気になるサラリーマンが6割 |
発信時間: 2008-10-04 | チャイナネット |
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多くのビジネスマンは長期休暇が終わってから、なかなか仕事に適応できないといった「休暇総合症」に悩まされる経験がある。一方で、大型連休に入ったばかりの時には、休みなのにそわそわする、仕事のことが気になってしょうがない、といった悩みもある。こういった症状を専門家は「仕事総合症」の現象だとし、サラリーマンによく見られるという。5千人余りを対象にしたネット調査によると、6割近くのサラリーマンがこの「仕事総合症」にかかっているという。「北京晨報」が伝えた。 【現象】休暇中に寝つきがよくない。朝早起きし、携帯メールをチェックする。 北京市海淀区のある中学校の張先生は2日間は、わざと携帯電話の電源を切って、大型連休中に朝寝坊をして、ゆっくり休もうと思っていた。しかし、6時半になると、目が覚めてしまい、それから寝付くことができい。7時15分に学校に着いて、生徒の出席をとって、授業の準備をして・・・というのを頭の中で繰り返し反復してしまう。7時になって起き上がり、携帯電話の電源を入れて、生徒や学校からメールが送られてきていないか確認する有様だった。 ある新聞社に勤める王さんは連休最初の3日は休みだったが、2日とも朝早くに目が覚めた。「条件反射」でパソコンの電源を入れ、インターネットでその日のニュースを閲覧、メールをチェックして、挙句の果てには、自分が担当している政府サイトの内容が変更されていないか何度も再読み込みし、最新ニュースがないのを確認した。11時を過ぎると、携帯電話を何度も見て、上司からの原稿催促の電話を待った。王さんの長期休暇の2日間はほぼこうして流れてしまった。もう翌日には彼の出勤日が迫っている。これで休暇を「満喫した」といえるのだろうか? 【調査】6割のサラリーマンが休暇中に安心できない 休暇中に仕事のことが気になってゆっくりと休めない――こういった「仕事総合症」の現象に多くのサラリーマンが悩んでいる。中国の求人サイト「智聯招聘網」が行った大規模なネット調査によると、ゆっくりと休暇を過ごせるサラリーマンはわずか4割にとどまり、残りの6割が「仕事総合症」にかかっていることがわかった。 調査によると、サラリーマンは長期休暇中に様々な「症状」にかかるようだ。5割が連休の最初の2日間は朝早く目が覚め、二度寝もできないと答え、4割近くが仕事のことを考えてしまい、ゆっくりと休暇を過ごせないとし、31%が携帯電話の電源を切らないが、呼び出し音が鳴ると、抵抗感があって内心困惑してしまうと答えた。残りの約2割は携帯電話を思い切って切っておくという。 【診療】計画を立て、スポーツで汗を流してイライラを解消 専門家の分析によると、「仕事総合症」と現代サラリーマンの仕事のプレッシャーには大きな関係があるという。より多くの企業が事業管理制をとるようになり、多くのサラリーマンが残業を強いられ、仕事を家に持ち帰らざるをえなくなった。このため長期休暇に入っても、なかなか休暇の状態にリセットできないのだ。 専門家は、こういった「仕事総合症」はサラリーマンの「亜健康」状態が別の形で表れたものだと指摘する。「仕事総合症」はその人の仕事に対する気持ちとも関係があり、自分の目標や計画があるサラリーマンは、イライラを家に持ち帰らず、本当の意味で休暇を満喫できるのだという。 中国の求人サイト「智聯招聘網」の顧問は、朝寝坊をしたり、ご馳走を食べたり、ショッピングに走るよりも、スポーツで汗を流したり、屋外の活動に参加したりするほうが、「仕事総合症」を解消するのに役立つとアドバイスする。また、連休前に休み明けの仕事計画をしっかりと立てる、思い切って旅行に出かける、環境を変えてみる、なども有効だという。 「人民網日本語版」 2008年10月02日 |
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