▽専門家:「ハイエンド・個性化した旅行」
何さんのように友人と共ににぎやかな集団旅行を楽しむ若者は少なくないようだ。上海市の青浦・松江・横沙島から、江蘇省の陽澄湖・太湖などに至るまで、上海郊外の多くのリゾート地では今年の国慶節連休期間中、別荘型宿泊施設の利用率はほぼ一杯となった。企業や家庭による利用が主だった従来の状況と異なり、若いホワイトカラーによる割り勘型の別荘レンタルが増加している。「合宿」旅行を体験した複数のホワイトカラーに取材したところ、別荘レンタル料金は1棟3部屋タイプで1日あたり1500~2500元、これに飲食代、交通費、観光施設利用料などの費用を加算すると、1泊2日の「合宿」旅行の1人あたりの平均費用は500元前後という。「リラックスした休日を楽しむことができ、友人との交流もできる。旅行スタイルであると同時に、一種のライフスタイルであるといえます。このような『別荘貸し切り旅行』は、現代の若いホワイトカラー、さらにはハイエンドな旅行を好む人々にまさしくマッチしているのです」。復旦大学観光学部・巴兆祥教授によると、このような「別荘貸し切り旅行」は従来型の旅行スタイルがハイエンド化・個性化した現れだとしている。上海・北京など一部の経済条件が比較的整った地域では、さらにバラエティに富んだ個性的な旅行スタイルが徐々に広がっている。
「人民網日本語版」 2008年10月06日
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