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中国の小中高生、約3割に心の障害
発信時間: 2008-10-07 | チャイナネット

「世界メンタルヘルスデー」間近の6日、衛生部は約3億4000万人いる中国の未成年者(17歳以下)のうち、少なくとも3000万人に学習障害、情緒障害、行為障害などが見られると発表した。「文匯報」が伝えた。

調査によると小中高生の21.6~32%に心の障害があり、これは人間関係、情緒の安定性、学習への適応などで表面化することが多い。社会心理面の問題が集中する3つのグループの1つが、一人っ子だ。

専門家は「家庭環境の違いによって、子どもの心の健康・発育への影響も異なる。いくつかの古く伝統的な家庭観念は、過敏、気弱、過度の内向性といった情緒面の問題を子どもに引き起こす。一人っ子を家庭の中心に据え、あれこれ念入りに世話を焼き、溺愛する保護者がいるが、これは子どもの『自分中心』意識を助長するもので、子どもを傲慢・利己的にさせ、ひどいケースではねじ曲がった性格にしてしまう」と指摘。子どもが怨恨や反抗心を抱かぬよう、「一人っ子」への思い入れを弱め、家庭における一人っ子の地位を正すとともに、子どもに自分で責任を持ち、自主的に行動する余地を与えるよう保護者に提言している。

「人民網日本語版」 2008年10月07日

 

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