仕事が楽しいかということは会社員にとってとても重要な問題だ。だが6日に発表された統計によると、「毎日楽しく仕事をしている」人は5%にすぎない。もっとも7割近くの回答者は「仕事での悩みは時折あるが、すぐに消えてしまう」としている。「浙江在線(オンライン)」が伝えた。
法学修士の学位を持つ兪さんは、杭州市の役所で公務員をしているが、一日の仕事は30分余りで終わってしまうという。まだ30歳にもならない兪さんの一番の心配は、何もすることのない楽な日々の中で自分がだんだんダメになってしまうことだ。
「中華英才網」の行った調査によると、仕事が楽しくない理由はさまざまだ。14%の回答者は兪さんと同様の悩みを抱えており、「才能があるのにチャンスに恵まれていない」という感覚を持っている。ただこれと同時に、積極的に自分の未来を変えていこうという人も多く、36%の回答者が「今後の発展を考え、取り残されたり失業したりしないよう、充電のための時間を取っている」と答えた。
調査によると、68%の回答者が「仕事に悩みはあるが、それで仕事に影響することはない」と答えた。悩みを解決する方法としては、「遊びに出かけたりおいしいものを食べたり買い物をしたりして気持ちを調節する」(21%)、「友人と話し合い、悩みを打ち明ける」(20%)、「冷静に現状を分析し、解決方法を探す」(13%)、「ぐずぐず悩まず、一眠りすれば忘れる」(10%)などが挙げられた。「楽しいことを考える」「読書や映画鑑賞で気をまぎらわす」などの回答もあった。また「大型連休はプレッシャーや負担を軽減させる好い機会だ」と多くの会社員が考えていることもわかった。
中華英才網の人的資源専門家によると、従業員の情緒と会社の管理とは密接な関係がある。企業管理が人間性に基づいてなされているか、会社員同士の関係が打ち解けているかは、従業員の仕事に対する気持ちに直接的に影響する。そのため、従業員のプレッシャーを軽減し、情緒を改善することは、企業側が果たさなければならない職責だと言える。一部の有名企業では最近、仕事の悩みをまぎらわすための特別休暇を休暇制度に導入しているという。
「人民網日本語版」 2008年10月08日 |