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甘粛省の農村、約35%が独居老人
発信時間: 2008-10-22 | チャイナネット

甘粛省老齢工作委員会弁公室の最新調査で、同省農村に住むお年寄りの約35%が一人暮らしをしていることが分かった。

同弁公室は国勢調査データをもとに、特定された市・県・郷・村などの農村に住むお年寄りを対象にアンケート調査や戸別訪問調査を実施、このほどその調査結果を公表した。

調査によると、農村に生活しているお年寄りは219万人。そのうち76万8000人が独居老人で、全体の35%を占めた。

また、独居老人の多くが扶養者を必要としていることが明らかになった。自身も含め地方政府も経済的に制限があるため、大半が自宅で生活せざるを得ない、大半が生活苦にあり、年間1人平均収入は600元以下が45%、健康状態が良くなく、お年寄りの70%が健康被害を訴えている、粗末な平屋で暮らすお年寄りは74%にのぼる――ことなどが判明。その一方で、独居老人の半数近くが現在の家庭請負制度を希望していることが分かった。

同弁公室の李守康氏は調査結果について、「独居老人が増え続けているのは、青年、壮年の多くが出稼ぎに出たのが主因だ。独居老人に対して社会はもっと関心を持ってもらいたい」と話す。

また、「一人暮らしの家庭」では50歳以上の中年も見られるようになり、「若年化」が進行しつつある。

「チャイナネット」2008年10月22日

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