中国青少年研究センターは28日に「中国の未成年の権利情況報告」を発表した。同報告によると、3割近くの未成年が自分のブログを持ち、7割近くの小中学生がインターネット利用の経験があることが明らかになった。インターネットは未成年の知識構造や人間関係、思考方法、行動モデルに影響を与え、既に未成年の重要なライフスタイルと成長の環境になっている。
「未成年の権利情況調査」は中国青少年研究センターが1年以上を費やし、13省の未成年を対象にサンプル調査を実施した調査研究の結果をまとめたものだ。同報告によると、未成年の31%がインターネットを利用してフォーラムに参加したことがあり、24.5%の未成年が自分のホームページを持ち、28.9%が自分のブログを持っている。
中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)が2007年7月に行った調査によると、未成年のインターネット利用の主な目的でランキング上位に入ったのは順に、インターネットでの音楽利用が91.4%、映画鑑賞が79.6%、リアルタイムメッセージが74.6%、検索エンジンが70.7%、オンラインゲームが67.1%、ニュースが64.6%、メールが46.6%、インターネットを利用した教育が28.0%、ブログ作成が22.6%、オンラインショッピングが8.9%となっている。多くの未成年がインターネットを娯楽や交流、検索、時事問題の理解、感情表現などのために主に使用していることがわかる。中国青少年研究センターの「都市少年・児童の生活習慣研究」によると、インターネット上でチャットするのが少年や児童の新たな交流方法となっており、調査対象のうち37.9%がネットでチャットした経験があることが明らかになった。
「人民網日本語版」2008年10月29日 |