このほど開かれた自動車製品の品質に関するシンポジウムで、現在自動車の品質に対するクレームが増えてきていることがわかった。関係部門は設計上の問題で自動車の安全性が心配される欠陥製品には強制的にリコールを求める方針だ。関係部門が立案した「欠陥製品リコール管理条例(草案)」はすでに国務院の関係部門に提出され、これと関連する「製品責任法」や「消費安全法」もすでに起草段階に入った。「北京青年報」が伝えた。
既定の自動車製品リコール制度は部門法規であって、それに関連する一連の法規がなく、企業に対して強制的な効力を持たない。このため今の制度は通常、管理部門が自動車メーカーに自主回収を呼びかける形がとられている。自動車のクレームが増え、そのクレームの解決が難しくなるにつれ、自主回収では自動車市場が急成長する過程で起こる問題を解決できなくなってきた。また、自動車の関連法規の整備に伴い、強制リコールが見直され出した。
品質検査部門は現在、消費者協会や自動車検査部門との意思疎通を強める、自動車クレームシステムや技術情報システムを構築し、来年の強制リコールの実施に向けて準備を進めている。
「人民網日本語版」2008年11月13日 |