遼寧省養老機構発展経験交流会によると、現在遼寧省内の60歳以上の高齢者人口は620万人に達しており、同省の総人口の14.5%を占めている。増加ペースは年平均3.2%に達し、人口に換算すると年間平均で20万人のペースで高齢者が増えている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同省政府の職員は、「60歳以上の高齢者が総人口に占める比率が10%に達した国家・地域は、高齢化が始まっているといわれる」と述べている。
遼寧省民政庁社会福利・社会事務処の李連生氏によると、家庭内だけで介護することは、社会発展の需要にすでに適応できなくなっている。省内には現在、各種養老施設が700カ所余りあり、ベッド数は6万6千床に上り、入所率は85%以上に達している。ベッド数は今年末、7万3千床を超えるとみられている。調査によると、上記の数字以外に、養老施設に入所が必要だとされる高齢者の数は90万人以上に達している。
同省統計局が過去に行った予測によると、人口構造の変化に伴い、同省は2012年以降、労働力の構造的不足と社会の養老負担増加という二重のチャレンジに直面することになる。
「人民網日本語版」2008年12月4日 |