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喜怒哀楽の2008年(7) 土地を使って豊かになる 農民重視の17期3中全会
発信時間: 2009-01-07 | チャイナネット

今年の世界的食糧危機の状況下、中国の夏穀物生産量は1億2041万トンに達し、前年より2.6%増えた。秋穀物も、栽培面積の拡大と単位面積当たりの収穫量向上により、豊作が見込まれる。

中国は5年連続で穀物が豊作である。政府が農業発展を非常に重視している成果といえよう。

農民の増収を支援

 

食糧を倉庫に運ぶ江蘇省海安県の農民たち

大きな発展を遂げたといっても、問題はまだ存在する。例えば、都市と農村の格差、農民の増収能力の弱さ、農村の公共サービスレベルの低さなどである。

また「改革・開放」当初、政府は「土地政策は30年変わらない」と約束したが、すでに30年が過ぎた今、土地政策の方向性を懸念する人も少なくない。17期3中全会の『決定』は、農村の発展の方向性を明示した。

土地問題については、より十分で保障された土地請負経営権を農民に与え、現有の土地請負関係を維持し、長期間変えないこととした。また、法律に照らし、自由意志で、有償という原則に基づき、農民は譲渡、貸し出し、株式などの形式で土地請負経営権を利用することができるようになった。新しい土地政策は、かつての生産高リンク請負制より柔軟性に富み、土地は農民にとって増収を可能にする資産となった。

『決定』はまた、政府は農業に対して「多予少取」(多くを提供し、少なく取る)という方針を堅持し、都市と農村の発展を統一して計画し、農村への投入を増やし、都市と農村の「二元化」体制を徐々に解消するとした。さらに、政府は引き続き市場経済体制を完全にし、農民の積極性と創造性を発揮させ、個人経済や私営経済の発展を奨励し、農村の経済発展に活力を注ぐことも示した。

1978年の11期3中全会は農村の「改革・開放」の門を開いた。2008年の17期3中全会は農村を新たな発展段階へと押し進めた。

「人民中国インターネット版」より2009年1月7日

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