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フォーブス「アジアの慈善家」に中国人12人入選
発信時間: 2009-03-06 | チャイナネット

厳しい経済危機情勢のもと、貧しい人々はぎりぎりの生活を迫られている。だが幸いなことに、不況にも関わらず気前よく自分のお金を社会に差し出そうとする人も多い。米「フォーブス」誌最新号では、「アジアの慈善家48人」リストが公表され、彼らの慈善精神がたたえられた。このうち、中国大陸部・台湾・香港出身者からは12人が選ばれた。香港「文匯報」が伝えた。

「フォーブス」誌は、アジア12カ国・地区の富豪慈善家計48人を選出した。うち中国大陸部・台湾・香港から12人が選ばれた。入選した富豪慈善家達は、寄付した金額の多さによってではなく、社会の各階層で彼らが行った善行によって選ばれたと同誌は強調している。今回の発表は、これをきっかけとして、より多くの人々が共に慈善行為を行うようにとの意図が込められている。48人の中には、今回初めて選ばれた顔触れが多く見られた。

香港のトップ富豪・李嘉誠氏が再び選ばれたのは決して意外ではない。一方、日本のゲーム関連企業・コナミ株式会社創業者の上月景正氏は「フォーブス」富豪番付にランクインしたことはないが、アスリートのトレーニングのための資金援助を行い、彼らに北京オリンピック出場のチャンスをもたらした。この慈善プロジェクトが極めてユニークであったことから、上月氏もアジアの慈善家のひとりに選ばれた。

入選した48人は、億万の財産を持つ企業社長ばかりではない。例えばニューヨークヤンキーズ投手の王建民選手は、自ら創設した慈善信託基金はわずか15万ドルだったが、社会に対する彼の慈善心が高く評価された。

タイの企業家・Mechai Viraivaidya氏は、長年にわたり計画出産事業の推進に全力を注ぎ込んだ。コンドームの使用やエイズ感染予防を積極的に奨励し、「コンドーム・キング」と呼ばれた。同氏はレストランやホテルを経営し、その収益を計画出産の推進支援費用の一部に運用している。彼の持つ慈善組織は、2007年にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金会から賞が与えられ、その功績が称えられた。

「人民網日本語版」2009年3月6日

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