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2008年9月7日、ウクライナ・ドニエプロペトロフスク市で撮影されたスティックの切断された左手の指。35歳のスティックは数年前に、麻薬服用から循環系の問題が生じたため、アパートで自分の人差し指を真ん中から切断し、指を物置の棚の上に置いておいた。 |
「麻薬の氾濫」
旧ソ連の解体後、ウクライナは混乱に陥り、麻薬が氾濫した。人々はコカインに溺れて現実から逃避した。麻薬中毒の原因は様々だが、結果も人によって異なる。この何枚かの写真はウクライナ中部の都市・ドニエプロペトロフスクで生活する様々な年齢層の麻薬中毒者と、麻薬が彼らにもたらした結果を撮影している。桑島生(Ikuru Kuwajima)氏(Mediafax Foto)撮影。
「麻薬の氾濫」は報道人物部門(複数)の銀賞を受賞した。
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2008年8月11日、ウクライナ・ドニエプロペトロフスク市で、メタアンフェタミン(中枢神経刺激薬の一種)を服用した後、家で休憩するスティック。彼はある時町で喧嘩した際に過失致死で有罪判決を受け、服役中に麻薬を使用し始めて既に20年になる。メタアンフェタミンは現地では簡単に手に入るため、被害が拡大している。 |
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2008年8月8日、ウクライナ・ドニエプロペトロフスク市の自宅でメタアンフェタミンを注射するリナ(30歳)。傍らにいるのは32歳のボーイフレンドで、注射の後ソファーに横になって休んでいる。2人とも固定の職業はなく、数年前から麻薬を使用し始めた。 |
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