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柳絮を抑制する薬剤を開発
発信時間: 2009-04-17 | チャイナネット

頤和園で柳に薬剤を注入している作業員たち

 

柳絮が風に乗って空に舞う

北京市内では毎年4月から5月になると、柳絮が風に乗って空に舞う。北京市園林部門は2003年から柳絮対策として、伐採や接木、薬剤散布、薬剤注入を行い一定の効果を得ている。

北京市園林緑化局科学技術科の王建軍さんによると、ヤナギは雌雄異株で、ヤナギから出る綿毛は成熟した種子で、雄の株から発生するという。

長年の植物と気候との関係の観測により、北方の杨絮(ヤナギ科)の種子は毎年平均4月10日、柳絮(ヤナギ科)は4月17日前後に飛び始める。北京市専業気象台の丁徳平台長は、「今年の北京の気温はいつもの年に比べて高かったため、綿毛の飛ぶ時期がいつもより早かった。4月7日ごろから漂い始め、4月25日には終了する見通しだ」と話す。

北京市園林科学研究所植物保護研究室の車少臣主任によると、ヤナギの綿毛は大気や人の健康に影響し、皮膚が赤くはれたりかゆくなったりするアレルギーが表れ、慢性の気管支炎を起こすともあるという。

北京市園林科学研究所の5人の科学員は、綿毛を抑制する薬剤「抑花1号」を研究開発した。車少臣主任は、「抑花1号」はヤナギを内部から調節して綿毛の発生を抑制するインターフェロンの製剤で、3月から5月末に使うと来年の状況を改善できるという。方法は木に注入するという簡単な方法で、薬害もなく綿毛の発生を90%以上コントロールできるそうだ。

 

「チャイナネット」2009年4月17日

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