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新型インフル防止管理策の調整を実施
発信時間: 2009-06-17 | チャイナネット

資料写真:中国疾病コントロールセンター感染症学首席の曾光氏

学校で消毒する香港政府衛生部門の職員(6月16日) 

中国は新型インフルエンザの予防管理策に対して、入国の際の検査や一人一人の確認、治療、逐次変化する人の観察や管理、ウィルス変異の追跡、重症患者の治療など、情況の変化に応じて準備を行なっている。 

中国疾病コントロールセンター感染症学首席の曾光教授は、「中国での新型インフルエンザ患者は急増しており、海外渡航者の感染、人から人への感染、感染源が不明な本土の感染という3つの段階になっている。地域社会での大流行や多数の感染者が本土で発生する前に、中国は事前に効果が持続する経済的な全国民の予防管理策を実施する。そして更に地域社会や学生たちへの予防や管理に注意を払い、新型インフルエンザウイルスの変異に注目し、その情況変化に応じて関連のワクチンや薬物、医療緊急備蓄物資の準備をスタートして、感染者が減るように努力する」と話す。

衛生部門はもし新型インフルエンザが大流行した場合、一人一人の感染者を確認せず、普通のインフルエンザの感染として監視し、小中学生や高齢者などに注目するという。また感染者が大幅に増加した際には、治療の必要がない軽症患者は地域の医師の指導で家で治し、病院は重症患者の治療に全力を尽くすことにしており、今まで通り中国の新型インフルエンザ防止管理策は、国民の監視ネットワークやできるだけ早い発見、確認、隔離、各患者の治療である。 

世界保健機関(WHO)は、もし一つの国で感染者が100人を超えた場合には、予防管理策の調整を考慮しなければならないとしている。 

曾光教授は、「もし発熱や咳、のどの痛みなどインフルエンザの症状が現れた時には直接病院に行かず、電話で地域の医師や疾病コントロールセンターに報告する。そして専門員は症状や接触(旅行)などを調べた上で、病院に行く必要があるかどうか意見を出し、もし必要なら救急車を使うことができるが、こうした方法で最大限ウィルス感染のリスクを減らし、効果的に診療資源を利用してほしい」と国民に提案する。

「チャイナネット」 2009年6月17日

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