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四川大地震の復興、6つの課題に直面
発信時間: 2009-06-25 | チャイナネット

全国人民代表大会(全人代)常務委員会が審議した「四川大地震復興・再建状況に関する報告」が24日に提出され、住宅再建資金、融資、建材供給、心理ケアなどの面で困難に直面していることがわかった。報告では、次の課題と問題が指摘された。

▽農村の貧困世帯の住宅再建資金難。農村住民の住宅再建において、一部の貧困農民は経済的に困難な状況にあるものの、収入源が限られ、働き手も不足していることから、貸し付けを得るのが難しい。

▽相対的に緩慢な都市部の住宅再建。都市部の住宅は財産権の関係が比較的複雑で、住宅再建方式を統一させる必要があることから、再建が難航し、その進度も相対的に緩慢になっている。

▽融資面で生じている困難。人民銀行、銀行業監督管理委員会は何度も調査を行い、被災地に対する支援政策を打ち出したが、被災地の金融融資、特に中小企業への融資難の問題が依然として突出している。とりわけ被災地の農村信用社が農民の住宅再建貸し付けの90%以上を負担している上、農業生産の回復を支援する主な融資を行っている。今回の地震で農村信用社の直接財産損失は100億元にのぼり、融資機能に多大な影響を及ぼしている。

▽困難に直面する一般の被災地。被災地の政府と関係部門は、全体計画に組み込まれた被害の甚大な県(市・区)以外の一般の被災地では資金不足で復興・再建が多くの困難に直面していると再三にわたって報告。特に教育・衛生など公共サービス施設の再建資金が不足している。

▽建材の供給、技術力などの問題。震災復興が大々的に行われ、その進度が早まるにつれ、建材の集中的な使用に対して供給が相対的に追いついていないという矛盾が比較的突出している。再建が各地で実施され、特に震災が深刻だった地域では再建プロジェクトも多く、専門技術スタッフが不足し、建物・道路・橋梁などの設計、監督管理といった技術的なサポートの強化が急務となっている。

▽被災地の幹部や一般住民の心理ケアの問題。四川大地震による被害は甚大で、被害面積は広く、被災者も莫大な数にのぼった。多くの被災地では住民、幹部、教師、生徒、障害者への心理ケアや精神的なサポートが必要になっている。これまでに一定期間、心理ケアを受けた幹部や住民でも、家族や財産を失ったり生活や仕事のプレッシャーなどが原因で心理的な問題が生じている。

「人民網日本語版」2009年6月25日

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