ホーム>>社会>>社会ニュース
外国媒体、ウルムチ事件での中国の透明度を賞賛
発信時間: 2009-07-10 | チャイナネット

シンガポールの『聯合早報』重慶支局の張暁中記者は、5日にウルムチで発生した事件について、「中国政府が処理した突発事件で最も迅速、最も開放的で、取材はとても自由だった」と『国際先駆導報』の取材に答えた。張暁中記者は、新華社が5日の事件を伝えるたあとすぐに取材のためにウルムチに向かった。

 

新疆ウイグル自治区のウルムチで5日に発生した暴力犯罪事件は海外メディアの高い注目を浴び、今までに約60社の外国メディアが現地で取材している。

 

6日の午後には最初の外国メディアの記者がウルムチに到着した。記者にとって少し意外だったのは、すでに人民広場の近くにある海徳ホテルに、報道陣を受け入れるプレスセンターが地元政府によって開設されていたことだろう。プレスセンターは24時間オープンしており、国内外の記者が記事を送るのに便利なように50本余りのモジュラーケーブルも用意され、インターネットの技術に関する問題を解決する専門の技術員も待機していた。

 

ウルムチに来ている多くの外国メディアは、中国政府の開放的な態度に満足していると答えている。日本のNHKは新疆の報道に4人の記者を派遣した。中国総局の橋本明徳局長は『国際先駆導報』に対して、「今回の事件の中国政府は、外国に対して透明で、進歩は大きい」と語っている。

 

また米国のABCもウルムチで取材する報道チームを結成。北京に駐在する首席記者のローマナ(音訳)さんは『国際先駆導報』の記者に、「新疆に派遣された記者の話では、ウルムチでの取材はとても自由で、地元政府はプレスセンターを設置して記者を迎え、住む場所やネットワークのサービスを提供している」と話し、新疆ウイグル自治区政府が数回にわたって記者会見を行い、死者の最新データを発表したことについては、「中国政府の突発事件に対応する迅速さと、開放の度合いに非常に驚いている」と答えている。

 

去年3月14日に発生したチベットでの事件を取材した『聯合早報』の韓詠紅記者は、「中国政府は前回の経験と教訓を汲み取って積極的に情報を提供している」と言う。

 

また地元政府の観点も外国メディアがよく引用し、イギリスのロイターは、「安定こそ新疆の人たちの根本的な利益に合う」という新疆政府の説明を用いている。

「チャイナネット」 2009年7月10日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 「7.5」暴力犯罪事件に見られる西側メディアの偏見

· 天安門に郵便局が開局

· ウルムチ市「7・5」事件の善後処理を実施

· 「7・5」事件発生現場の道路の交通が回復

· 中関村、科学研究費の管理改革がスタート