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アルカイダ、「報復宣言」で海外の中国人を脅かす
発信時間: 2009-07-17 | チャイナネット

スターリング・アシント社のテロリズム及び国別リスク部のクランプ・クランプ部長は、「われわれが提供した情報は絶対確実なものである。AQIMは、直接中国を対象にすることを宣言した最初のアルカイダ系組織となったが、他の勢力もそれに追随する可能性がある」と語った。

 

また、スターリング・アシント社はさらに、「イエメンのアルカイダ勢力は、中国を標的とすることで、北京に友好的な姿勢を取るアリ・アブドラ・サレハ大統領の政権を覆す目的を達成しようとしているのかもしれない」と分析している。

 

クランプ部長は、「中国と中国人を対象とする脅しを行ったのはオサマ・ビン・ラディンのグループではなく、アフリカ北部のアルカイダの分派である」と語った。

 

「この脅しは重視されるべきである。同グループは3週間前に、中国のエンジニアを保護していたアルジェリア保安部隊の護衛艦を襲撃し、24人のアルジェリア人を殺害した」とスターリング・アシント社のスタッフは語っている。

 

秦報道官は、「中国政府が法律にのっとって暴力事件を阻止するために取った措置は、ある特定の民族や宗教を標的とするものではなく、中国を分裂させ、中国の民族間の関係に水をさすことを目指す暴力犯罪を目標とするものである」と語った。

 

中国社会科学院の殷剛研究員は、「AQIMは最近、極端なテロ活動を活発に展開しており、アルジェリアとモロッコから多くの血気盛んな若者をかき集めている。このグループは以前からずっと中国政府を標的と見なしていた」と語った。

 

殷研究員によると、より多くの他の地区のテロリストが中国に襲撃を仕掛けることを宣言をする可能性もあるが、その可能性は大きくない。アルカイダ組織の大ボスであるビン・ラディンは、その目標は中国ではないことを明らかにしたことがある。

 

中国中東学会の張暁東会長は、「AQIMが公然と脅しをかけてきたが、分裂勢力がアルカイダとともに今回の暴力犯罪事件を引き起こした証拠はない。一握りの分裂主義者が自分たちをアルカイダと結びつけたがっているのだ」と語った。

 「チャイナネット」 2009年7月17日

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