中国共産党重慶市委員会常務委員、常務副市長の黄奇帆氏は4日午後にインタビューに答え、2012年に重慶とオランダ・ロッテルダムを結ぶ鉄道が完成し、重慶からヨーロッパまでの鉄道貨物輸送にかかる時間がわずか13日となることを明らかにした。中国網が5日に伝えた。
加工貿易の鍵を握る2つの物流コスト、▽生産段階で必要な部品や原材料の仕入れに関わる物流コスト▽製品完成後の販売に関わる物流コスト--を、もし沿海地域と同じ水準を保てれば、重慶も沿海地域と投資誘致を競うことが出来る。黄常務委員は、重慶はすでに、これら2つの物流コストで沿海地域と「互角に争える」能力を完全に身につけたと考える。
鉄道部はすでに重慶市沙坪ハ区の団結村にコンテナステーションを建設し、上海・洋山コンテナ貨物輸送港への専用直通列車を1往復増やすことを認可している。製品は重慶・西永から列車に積み込まれ、約1日で上海港に着く。これにより、海上と鉄道の組み合わせ輸送における効率問題が解決される。
さらに、重慶-蘭州-新疆-モスクワ-ロッテルダムを結ぶ鉄道が2012年に完成し、重慶からヨーロッパまでわずか13日間で到達できるようになる。これにより、重慶は沿海地域よりもヨーロッパに近くなる。
「人民網日本語版」 2009年8月5日 |