北京初となる台湾街が5日、今年10月に石景山区にオープンすることが明らかになった。ほとんどの店舗は台湾本土の人が経営する。北京市民は台湾に行くことなく、台湾小吃(シャオチー・軽食)を味わい、台湾特産品を買い、独特の台湾風情を体験することができる。「京華時報」が伝えた。
「北京台湾街」は国際彫塑園西園の西南沿線に位置し、L字型を呈し、全長500メートル、建物の延べ床面積は4万3562平方メートルにもなる。石景山区商務局担当者によると、台湾街の建物の様式は江南地区の風情があり、伝統の趣が感じられる建築物のほとんどは、半地下を備えた3階建てとなる。
一部建築物は屋外にひさしを備え、観光客は天候にかかわらず街を楽しむことができる。オープンのあかつきには、同街は台湾の有名な台北士林街と姉妹関係を結ぶ。
台湾街はA、B、Cの3つのエリアから構成される。A区はエモーショナルエリアとして、主に台湾風味小吃、特色あるファストフード、プレゼント類、音楽映像、婚礼関連、マンガ・アニメなど、ファッショナブルな若年消費者にマッチする。B区は台湾レストランを主に、テレサ・テン音楽レストランも入居する。C区には台湾の特色あるバー、カフェ、会館が集まるほか、台湾先住民族によるパフォーマンスなども披露され、台湾少数民族の風情溢れる文化色を鑑賞することができ、文化、歴史、風情など各方面から濃厚な台湾情趣が紹介される。
「人民網日本語版」2009年8月6日 |