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「新英中辞典」にネット上の流行語が収録
発信時間: 2009-08-12 | チャイナネット

「ZZZ」「2D4」「BFF」……最新版「新英中辞典」をめくると、付録の中にネット上やショートメールで常用されている297語の略語が収録されている。インターネットや移動通信の飛躍的発展に伴い、ネット関連のいわゆる「新語」が続々と登場している。

第4版「新英中辞典」修訂に携わった高永偉・編集長によると、同辞典は多くの新語を収録、国内の英語総合辞典では初の試みという。

第4版「新英中辞典」の「ネット・ショートメール常用略語」付録部分で最初に目にするのが「@」。これは電子メールの象徴的記号であり、「(どこどこ)にいる」と解釈されている。これと同様の英単語が「at」。マンガでよく見られる「ZZZ」は、「もう寝ました」「飽き飽きした」「死ぬほど疲れた」など3種類に解釈されいる。アルファベットと数字が組み合わさった「2D4」は「to die for」は「死ぬほどいい」、「BFF」は「best friends forever」すなわち「永遠の親友」の意味。

さらに、一部の伝統的な英単語の短縮語にも新たな内容が加えられた。たとえば「SOS」は元は国際的に通用する救命信号だが、「save our souls」、すなわち「自分たちを助けて」、また「someone special」は「ある特別な人物」、「same old shit」は「あいかわらずのろくでなし」などの意味が追記されている。

「新英中辞典」の主要部分は1970年代に編纂された英中辞典だが、出版から30年あまりが経ち、相次いで増補版、新世紀版が出版され、出版数はのべ1200万冊を超えている。

高編集長によると、新たに加わった297語のネット・ショートメール用語は海外の関連電子用語ハンドブック、学術研究から厳選されたものであり、海外のネット辞典と比較した後最終的に確定された。

上海外国語大学で英語言語学、修辞学を研究する胡署中・教授は、現在インターネットと携帯電話のショートメールによる国際交流は日常茶飯事となっており、略語が日増しに増えてゆくことは英語の発展にとってひとつの必然的すう勢であるものの、これは暗黙の中で出現してゆくものであり、系統的教授体系の対象とはならないと述べている。

高編集長も同様に、この付録は読者に対し、ネット用語の学習や使用を進める目的は全くなく、ネット交流の中でこれらの表現に出くわした場合に調べ、交流の助けとなるものだと語っている。

「人民網日本語版」2009年8月12日

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