北京市は国慶節(建国記念日)期間中、専門係員を除いた市民80万人による安全保障活動を組織する。北京警察は13日、市内の居住区の警察による動員大会を開催。各居住区の警察官35人が、どれだけ多くの市民を国慶節安保活動に集めることができるかどうかを競った。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
市公安局人口管理処担当者によると、市内の居住区を管轄する人民警察は、管轄区の治安上の特徴に応じ、区内の公園や公共サービス施設、狭い路地、平屋建て地区、流動人口集中区、都市・農村境界エリアなどで、以下の各種PR集会を定期的または不定期に開いているという。▽居住区集会▽居住区保安会▽流動人口会▽家主集会▽地区内企業会▽個人商店主会▽自由市場屋台主会▽娯楽施設法人・従業員会。
担当警察官は集会で、管轄居住区の住民に対し、区内の治安状況、際立った治安問題、不法侵入・盗難、自動車盗難などの各種事件発生状況および必要な防犯対策について説明を行う。また、頻発する事件のタイプや目立つ問題に焦点を当て、住民に自己防衛策を提案する。個々の具体的事件については、的確な予防措置を重点的に打ち出す。
統計データによると、北京全市の居住区管轄警察が開催している野外集会は計3万2千件、配布したPR資料は約72万部、意見募集提案数は約2800件。また、警察は、集会の開催という形で、市民が国慶節安全保障活動に参加するようリードし、同期間中の安全確保を図る。
「人民網日本語版」2009年8月14日 |