先端設備で清掃力は強力

広東省広州市の環境衛生部門は、従来の監視･管理モデルを強化すると同時に、電子化や情報化などのハイテク手段を通じて、市内の環境衛生の監視強化を試み、また環境衛生局は、近代的な多機能な設備を導入して、さらに清掃の機械化や専門化、高速化をしだいに実現している。

広州市の環境衛生局が新しく導入した4台の多機能清掃設備が24日に北京路に登場し、多くの市民の注目を集めた。この設備は道路清掃時に水がたまらず埃も立たず、路上のガムを素早く取り除くことができるという。

モニターでゴミの監視

24日の午後3時58分、広州市越秀区の環境衛生監視センターの監視スクリーンには、あるレストランの近くにあるきちんと置かれていないゴミ箱から、ゴミが路上に落ちる映像が写った。するとセンターの指揮員はすぐにトランシーバーで現地の清掃作業員に指示を出し、10分も経たないうちに監視スクリーンには、清掃作業員がゴミ箱を整理しきれいになった路上の映像が映し出された。また巡回検査員も現場に到着し、衛生状況を撮影した。

越秀区環境衛生局の黄桂芳局長は、現在、区内の各道路に取り付けられた100余りのビデオ監視カメラから、主要道路の衛生環境を監視できると紹介する。また監視の目的は、タイムリーに問題を発見し、直ちに関連機関に知らせてすぐに処理することだという。

BMWより高価な設備

トランスフォーマーにも似た4台の機械設備は、機能も先端で強力、価格は安いものでも30万元、高いものは100万元と、自動車のBMWより高い。市民の注目を一番集めたのは多機能の清掃車で、この新型の清掃車は路面清掃と水で洗い流す機能が一体になっており、主に主要道で使われる。また路面を洗い流すだけではなく路盤の礎石も清掃でき、真空式で埃が立たず、清掃後も路面には水がたまらず埃も残らない。

その他にも100万元もする清掃車は、主にビジネス街の歩道や広場などに使われ、ゴミを吸い取るだけではなく油汚れやガムなどの頑固な汚れに効果的だという。

広州市環境衛生局の張建国局長は、2年間に2億3200万元を投じて、清掃車、散水車、圧縮式塵芥収集車など合わせて約640台を購入するとしている。

「チャイナネット」　2009年8月25日