マレーシアに拿捕され3カ月間の長期にわたり拘留されていた中国人漁民13人が26日、AK62便に乗り無事海南省海口市に帰国した。海口市美蘭国境検問所はすみやかにこれらの漁民の入国検査手続を行い、またキョウ海市政府関連部門と積極的に協力し、漁民らが一刻も早く家族と再会できるよう努力している。
漁民13人はいずれも漁船「キョウ・キョウ海03089号」の乗組員で、全員が男性、湖南省出身1人、広西チワン族自治区出身1人、その他11人は海南省出身。最高齢は55歳、最年少は20歳。
同船の何・機関長によると、今年5月8日午前8時頃、同船はマレーシア海岸線から160海里の南沙諸島北康暗沙海域に差し掛かった際、マレーシア当局に拿捕された。翌9日、マレーシア・サワラク州ビンツル市の裁判所が不法入国を理由として、漁民13人に対し禁固3カ月の判決を下した。
何・機関長は、「北康暗沙海域は我々中国の海域であり、我々の遠い祖先の時代から漁業を続けている。マレーシアは我々が不法入国したと言っているが、それはまさにこじつけだ。我々が拿捕された後、海南省政府関連部門は十分な関心を払い、キョウ海市漁業部門はマレーシアまで担当者を派遣し我々の様子を見に来てくれた。中国駐マレーシア大使館のお陰で、我々は帰国旅行証を手にすることができ、今日やっとふるさとに戻ることができた」と語った。
「人民網日本語版」2009年8月27日 |