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中国 今年、現役大学生12万人が入隊 |
発信時間: 2009-09-01 | チャイナネット |
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清華大学電子学部四大生の劉培君は今年、海軍潜水艇作戦部隊への入隊を選択、清華大学にとって、潜水艇部隊で末端指揮業務に従事する初の卒業生となった。劉君は同大学から軍隊に入隊した6人のうちのひとりであり、また軍隊に入隊した全国の大学卒業予定者12万人のうちのひとりでもある。 2005年に大学在校生の軍隊入隊制度が始まったばかりの頃、北京大学光華管理学院に在籍していた高明君はキャンパスに別れを告げ軍隊に入り、センセーションを巻き起こした。高君が入隊から2年後にキャンパスに戻ると、もはや潮流は変化しており、劉培君のように長期にわたり兵役に就き、部隊で功績を挙げようという学生が出てきた。 国防大学の公方彬・教授によると、今回の大学生入隊募集は、軍隊建設の特殊措置と関係があり、国家と軍隊建設がひとつの特定の歴史的ステップに到達した際の必然的結果であるのは言うまでもないという。急を要する専攻を学んだ少数の大学卒業予定者の幹部特待生入隊以外に、今年中国各軍は初めて、一般大学卒業予定者を大規模に直接、士官として募集した。 2001年9月、「徴兵業務条例」が修訂され、正式に施行された。同「条例」の規定によると、法に基づき徴兵を拡大できる対象に、全日制大学に在籍中の学生も入り、本人の意志があり条件に合う場合、兵役に就くことを認め、在籍した学校の学籍は保留され、退役後に復学が認められる。この年、全国各地の大学在校生2千人以上が入隊を認められた。 今年の大学卒業予定者の場合、軍隊に入隊すると政府から大学在籍期間中の相応の学費が保障されるほか、助学奨学金を政府が代わって返済、その額は毎年最高6千元、総額2万4千元までが保障されることになっている。大学生は兵役期間中、士官選択、軍隊学校受験、技術職への配置などの面で、優遇される規定もある。一部大学卒業生は予備役への参加を就職活動の「もうひとつの選択肢」としている。 2001年に比べ、今年入隊した大学生総数は60倍近くにも増加した。昨年と比較しても2倍の伸びとなっている。多くの大学の教授は、現在大学生が兵役を選択するのは、自身の理想以外にさらに、将来的な発展という現実的考慮の下、より成熟し、より理知的になった結果だと認識している。教育部思想政治業務司の徐艶国・処長は、これらの仕事において鍛錬されることで、大学生はより深く国情を理解し、社会を理解し、現実を理解することで自身の人生の行く末と目標をより明確にできる、と指摘している。 「人民網日本語版」2009年9月1日 |
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