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国務院 秋冬の新型インフルエンザ予防対策を手配
発信時間: 2009-09-08 | チャイナネット

国務院の温家宝総理は7日に国務院常務会議を召集し、秋冬の新型インフルエンザの予防対策について研究、手配、そして会議では以下のように指摘した。

感染の危険性は季節性のインフルエンザより大きい 

世界的に発生した新型インフルエンザに対して以前、党中央と国務院は、対策を決め、統一して手を打った。そして各地域や各関係機関は非常に重視し、積極的に対応し、予防に協力して、科学的に処理し、予防作業をしっかり行った。その結果、新型インフルエンザの住民への健康危害を効果的に減らし、経済社会や生活の秩序を保障した。

今、世界での新型インフルエンザの感染は急速に拡大しており、秋になって中国でも感染者が増え続けている。そして集団感染も明らかに増加の勢いで、感染する危険性は季節性インフルエンザより大きく、中国の予防活動は厳しい状況に直面している。

今の疫病発生情況の特徴や勢い、中国の実状に基づき、次の段階では国内での拡散を予防し、海外からの流入を防ぐことを基礎に、更に予防措置を強化して地域社会での感染を制御する。そして重症患者の治療を強め、全力を挙げて疫病の危害を減らす。

以前に行った有効な予防措置をしっかり実施して完全なものにし、規範化、プログラム化して、免疫や接種などの予防手段と合わせる。また地域によって適する方法を取り、分けて指導し、重点時期や重点場所、重点となる人、重点部分の予防作業をしっかと実施する。

強化する5つの点

1.重点時期と重点場所の予防作業を強化し、部門間や地域間の情報通達と調整メカニズム、情報発表のメカニズムを整える。人が密集し移動する鉄道や民間航空に対する新型インフルエンザの予防と制御案を整える。

緊急の監視や衛生緊急隊、技術の準備、応急物資の調達などの作業を強化し、当面は国慶節の予防をきちんと行う。

2.学校などの重点場所の予防作業をしっかり行い、ひとたび集団感染が発生した時には、科学的で合理的に休講するなどの措置を実施し、集団感染の減少に努力する。農村と都市の地域社会に対する予防作業を強め、通常の生産生活に対する疫病の影響を減らすように努力する。

3.医療応急手当の作業を整えて強化する。治療方案を整え、医療関係の人員に対する訓練を強化して、大規模な患者の応急措置や特に重症患者に対する治療案と準備をしっかり行う。

4.ワクチンと抗ウィルス薬の備蓄を強化し、積極的で確実にワクチンの接種をしっかり行う。ワクチンの研究開発はすでに専門家の審査を受けており、安全性と有効性を基礎に使用を開始する。基礎と臨床、予防などの科学技術研究を強化し、科学技術の蓄えを増加し、漢方薬の作用の発揮に注目する。

5.疫病発生情況に対する監視と予防作業を強化する。疫病発生情況の変化に注意して、科学的に疫病の発展の勢いを判断、そして状況によって関係方案を制定し整える。

公開、透明、科学的、客観的に人々に疫病状況を知らせ、住民の理解や予防知識の把握を助ける。積極的に社会的な予防作業に参加し、全社会の予防意識と能力を高め、新型インフルエンザに対する予防作業の国際協力と交流を強化する。

「チャイナネット」 2009年9月8日

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