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都市部の若者、20平方メートルの家が精一杯
発信時間: 2009-09-08 | チャイナネット

一部の若者にとって、80-90平方メートルのマンションを購入しようという意欲が衰えてきている。より手軽な、より小さな……と思惑はしぼむばかりだ。一部大都市では、このような需要に応じた物件が既に現れている。上海のあるデベロッパーは最近、超小型物件を主体としたマンションを発売、最も小さな物件はわずか22平方メートルしかない。また西安では最小13平方メートル足らずのマンションが出現、「便器に座ってシャワーを浴びる」とまで言われている。「中国青年報」が伝えた。

中国青年報社会調査センターが1万3661人(うち「80後(1980年代生まれ)」60.9%、「70後(1970年代生まれ)」25.5%)を対象に先週行った調査によると、52.1%の人は超小型マンションが多くの若者にとって憧れのマイホームとなっていると認め、44.1%の人は超小型マンションは若者にとってやむを得ない選択だとした。

都市郊外の大型物件と市街地の小型物件では価格にそれほど違いはない。若者はいったいどのような物件にひかれるのだろうか?調査によると、「市街地小型物件」を選択した人が44.3%に達した。26.3%の人は、郊外の大型物件に比べ、市街地小型物件は理想的であり、若年層の消費心理にマッチしているとした。

今回の調査でも小型物件に人気が集まる理由が判明している。「価格が安い」が一番の理由(64.5%)、50.8%の人は「若年層の需要を基本的に満たしている」、30.1%の人は「地理的条件がよく、交通の便がよい」、27.0%の人は「小型物件は高効率な都市生活にふさわしい」と回答した。

中国人民大学土地計画センターの厳金明・主任は、超大型、超豪華マンションは中国の基本的国情に合っておらず、住宅建築規模が適切に規制されるべきだと指摘する。同主任は、関連部門が住宅基本標準を制定し、超大型マンション物件に対する大面積税を導入、リーズナブルな物件の建設に利用し、貧富の差を縮小すべきだと提案する。

小型物件購入に最もふさわしいのはどのような人達か?調査によると、「独身族」が最多で62.3%の人が回答した。以下、「事業をスタートしたばかりのホワイトカラー」(56.0%)、「まだ子どもを産みたくない若年夫婦」(39.4%)、「ある程度貯蓄のあるハイエンドアルバイター」(27.9%)、「投資型購入者」(17.7%)と続いた。

「人民網日本語版」2009年9月8日

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