北京国慶遊園指揮部弁公室は29日、国内外観光客の旅行中の安全確保を目的として、9月30日から10月8日まで、北京市内にある各大型公園の入場ゲートに安全検査係員を配置し、国内外観光客の安全検査を実施すると発表した。
北京市の各大型公園は「十一(新中国成立記念日)」連休を迎えるにあたり、観光客の旅行中の安全を守るため、一連の応急試案を実施している。市内の各大型公園を訪れる観光客は全員、安全検査を受けなければならない。検査を拒めば、入園することができない。
観光客で混雑し、将棋倒しなどの危険な事故が起こるのを避けるため、公園内の観光客数が最大収容人数の80%に近づいた場合、公園は入園券の販売・検札のスピードを落とし、入場客を制限する。観光客数が最大収容人数の90%に近づいた場合は、入場券の販売を一旦停止し、臨時出口を全て開放する。必要ならば、公共バスの停留所臨時通過や臨時の交通規制などの措置を講じて、観光客の流量を制限する。
観光客の便宜をはかるため、北京市内の公園には約2千台分の駐車場が新たに設けられた。入場券を購入する観光客の待ち時間を短縮するため、市内約30カ所の有料公園に、100の臨時入場券売り場を増設した。また、観光客の飲食に関する問題を緩和するため、市内の全公園に約200軒の売店を新しく設置した。
「人民網日本語版」2009年9月30日 |