中国政府による「大学ランキング」が9日に発表された。ランキングによると、中国の重点大学69校のうち、過去3年間において産出が投入を上回った大学は約半数を占めた。　

教育部直属の国家レベルの総合的な教育科学研究機関である中央教育科学研究所の大学教育研究センターが発表する「中国大学実績評価報告」で、教育部直属の大学72校に対して評価が行われたのはこれが初めて。

　今回の評価は「投入産出理論」に基づき、大学の資源利用の効果などの面から大学の実績を評価したもの。投入の評価指標は科学研究の経費、教育費、固定資産などの14項目に及び、産出の評価指標は優秀な博士論文の数、出版した書籍数、国内外の学術刊行物で発表された論文の数、国家最高科学技術賞の受賞数、特許・発明件数などの16項目に及ぶ。

データによると、過去3年間において投入が多く、産出が少なかった大学は半数近くとなった。また、産出が投入を上回った大学は29校、投入と産出が同じだった大学は7校だった。

実績の上位3校は順に清華大学、北京大学、東北大学となった。

｢チャイナネット｣　2009年12月10日