ナイジェリアのラゴス港に停泊していた1隻の中国籍貨物船が、現地時間2009年12月29日夜、海賊に襲撃された。船員達は果敢に抵抗し、消火用ホースで放水して強盗を追っ払い、船員と船舶の安全は無事守られた。

12月31日、中国駐ラゴス領事館の郭崑・総領事は、領事館員とともに襲撃に遭った船員を訪ね、事件の経緯を詳しく聴き、船員全員に対して深い労いの意を表すと同時に、同貨物船で迅速で適切な対応を行い、船舶と船員の安全を守ったことを讃えた。郭総領事はまた、貨物船にラゴス付近の安全情報を提供し、警戒を怠らないように注意を促し、安全を脅かされる事態が起こった場合は、直ちに中国の海外駐在大使館・領事館に連絡するよう伝えた。随行した領事館員は、身分証明書の有効期限が間もなく切れる船員2人の証明書更新手続を行い、彼らが今後も問題なく貨物船での勤務を続けられるよう取り計らった。

中国外交部領事司は、ギニア湾、特にナイジェリアのラゴス港近くの海域を往来する中国籍船舶と船員に対して、自らの安全強化のための取り組みを怠らず、万一に備えるよう、再度注意を促した。

「人民網日本語版」2010年1月5日