2004年7月1日に撮影されたマジト氏の資料写真。

　イラク政府の報道官は25日、「ケミカル・アリ」の異名で知られるイラク前政権の高官・マジド元国防相の死刑を同日執行したと発表した。イラクの裁判所は17日、故フセイン大統領のいとこであるマジド元国防相に対し死刑判決を言い渡していた。マジト元国防相は1988年にイラク北部で毒ガスを使用し、1千人のクルド人を虐殺した罪に問われていた。

　マジド元国防相は故フセイン大統領の執政期間中に国防相、内政部長、安全機関の幹部などの職務を務めた。イラク司法当局はこれまでにクルド人虐殺事件などでマジド元国防相に3度の死刑判決を言い渡しているが、これまで判決は執行されていなかった。

　「人民網日本語版」2010年1月26日

2006年12月18日に撮影されたマジト氏の資料写真。

2007年1月8日に撮影されたマジト氏の資料写真。