中国では今年、2月4日が立春となり、旧正月・春節よりも早く春を迎えた。寅年は14日からスタートするとされているため、寅年の年には立春がないことになる。この春のない年には「結婚と出産に不向き」という民間の言い伝えがある。そのため、子供が寅年になる前に生まれるよう帝王切開を希望する人が各地で見られている。メディアは迷信を止め、自然分娩をするよう呼びかけている。

世界保健機関・WHOがこのほど発表した調査報告によると、「中国では半分近くの出産が帝王切開であり、その割合はWHOが定めた15%の割合をかなり上回り、世界のトップを占めている。しかしそのうち25%は必要ないとされている」ということである。

「中国国際放送局　日本語部」より2010年2月8日