天津市の「8890家庭ネットワークサービスセンター」によると、天津に宿泊して北京で五輪観戦を希望する海外からの問合せや予約の電話が殺到している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同センターは市民の日常生活における難題や悩みを解決することを目的に数年前に設立された。センターのスタッフによると、海外からの問合せのほとんどが五輪開催期間中に中国に来て試合を観戦したり、各地を旅行したいという人だという。
天津市は北京五輪のパートナーであり、北京からも比較的近い。今年6月に両都市を結ぶ「京津都市間鉄道」が開通すれば、天津から北京へは30分ほどで着く上、天津のホテルは北京よりも割安だ。このため、天津に宿泊して北京で五輪を観戦するというのが一部の海外旅行客の間で選択肢の一つとなっているようだ。
「人民網日本語版」2008年4月2日