江沢民国家主席は11月11日、中国側の招きで第9回全国運動会に出席している国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長やIOC委員らと会見した。 江主席は、スポーツには世界の国や地域の人々と理解を深め、友情を強化し、協力を促進するための架け橋としての役割があるとしたうえで、「北京での五輪開催決定は、中国人民のスポーツと五輪に関する情熱を刺激した。これは世界での五輪運動の普及と発展を促進しただけでなく、東洋と西洋の文化交流の架け橋としての役割を担うものでもある」と協調した。 ロゲ会長は中国のスポーツ事業がここ数年で果たした大きな成果を高く評価し、「中国には2008年夏季五輪を成功させる能力があることを確信している。IOCは中国側と緊密に協力し、ともに努力することによって2008年夏季五輪を確実に成功させたい」と述べた。 江主席はこれを受けて「中国政府は2008年北京五輪組織委員会を全力でサポートする。同時にIOCの規定や要求に基づいて、第29回五輪を世界各国の人々の団結、友情、平和、進歩を象徴するイベントとするために力を尽くすつもりだ」と語った。 「人民網日本語版」2001年11月12日 |