五輪のメーン競技場として建設が進められている国家体育場(愛称:「鳥巣」)の建設現場で、7月30日から工事が一時的に停止していることが2日わかった。原因は建設計画の調整で、計画調整後に工事は再開される見通しだ。 このほど終了した中国共産党第9期北京市委員会第7回全体会議で、同市の王岐山市長は、北京オリンピック組織委員会と関連部門に対して、オリンピック開催費用の節約のために工事コストの削減に最大限努めるよう提案した。王市長によると、北京市は2008年北京五輪の会場建設計画の調整をすでに決定した。しかし、同市関連部門は建設計画の詳細を明かにしなかった。 2日午後に記者が建設現場を取材した時には、作業員10人余りが「ここは工事停止になって3日目だ」と話していた。原因は、設計図を修正するためという。 国家体育場の建設計画を担当する中国側設計者の1人、李興鋼・中国建築設計研究院副総設計師は、建設計画の調整について否定しなかったが、いつ調整が終了するのかとの質問に対しては「今はまだ確定できない」と答えた。 「人民網日本語版」2004年8月3日 |