北京市民や観光客は今日から、北京中心区において、モバイルパソコンやPDA(携帯情報端末)などで、何時でも何処でも無料でインターネットが楽しめるようになった。北京市無線LANインターネット第一期工事はすでにテストを開始しており、五輪閉幕まで無料で接続できることとなった。関係者によると、五輪閉幕後の料金基準は未だ決定しておらず、五輪閉幕までには優遇料金の方案が出される予定だ。「北京晨報」が伝えた。
電波の届く無線LAN利用可能エリアは、第二環状線、第三環状線、CBDビジネス圏、金融街、中関村、望京経済技術開発区、宣武椿樹、亦荘地区など、100平方キロメートルに及んでいる。
この無線LANはWiFi+WiMax技術を採用しており、利用者は、利用可能エリア内で、モバイルパソコンやPDAなどWiFi対応デバイスを利用して無線インターネットに接続することが出来る。国内の携帯電話が今のところこれらの機能を有さないため、海外の携帯電話や巷で流行しているアップルiPhoneで体験することが出来る。ユーザーは数秒でMP3に歌曲をダウンロードすることが出来る。
このほか、北京市無線LANインターネット工事の請負側である中電華通によると、第二期工事は、2009年末には完了する予定で、第五環状線以内の居住区に、無線LAN高速インターネットを普及する。技術的な応用として、すでに崇文区新世界ビジネス圏など数箇所で試験が始まっている。2010年末には、第三期工事が終了し、北京全市に利用可能エリアが拡大される予定だ。
「人民網日本語版」2008年6月26日 |