北京市政府は16日、「オリンピック・パラリンピック期間の北京の都市運営の全般的方案」を発布し、五輪の期間に、北京市の各部門は価格の観測を行い、市場の平穏を保つよう努め、原則として政府による新たな物価調整の措置は打ち出さないことを明らかにした。
この方案の中で、五輪の期間に、郭金竜・北京市長が都市の運営に責任を持つことが明らかにされている。
物価の観測において、北京市発展改革委員会が先頭に立ち、関係部門とともに五輪期間の一部の商品とサービスの価格のコントロールをおこなう。価格の異常な変動を防ぎ、必要に応じて価格への関与を実施し、物価の平穏を保つよう努める。原則として、五輪の期間に政府による新たな物価調整の措置は打ち出さない。
買占めによる投機行為を取り締まり、市場の秩序を保つ。北京市の8つの卸売り市場、38の農産品取引市場、19のスーパー及び五輪の開催と関係のある商品とサービスの価格に対して毎日観測を行うことになっている。
商品の供給の面では、周辺の省、区と直轄市を協調させ、食糧、油、野菜、肉、タマゴ、乳類などの日常必需品を中心とする商品供給を上手に手配する。
地域、構造、時間のアンバランスによる供給の緊張に対応するため、企業が適当に商品の在庫を増やし、特に食糧や油などの包装されたものの在庫を増やしておき、市場への緊急投入に備む。
この方案によると、五輪の期間に、都市部の最高の1日あたりの用水需要量は252万立方メートルで、6-9月の最高の1日あたりの需要量にもとづいて都市部に3億立方メートルを供給することになっている。
「チャイナネット」2008年7月17日 |