中国のシンクロナイズドスイミングは、北京オリンピックで金メダルを狙っている種目のひとつだろう。ホームグラウンドでの試合もさることながら、優秀なコーチと有力選手が控えている。
北京五輪に出場する唯一の双子の選手である蒋文文と蒋婷婷は、きっと中国のシンクロの歴史に名を残すことになるだろう。日本人の井村雅代ヘッドコーチは、蒋双子の足は世界で最も美しいと評価する。長身で幼い時から歌や踊りに長じ、うりふたつの容貌とぴったりと呼吸の合った演技は、判定員によいイメージを残すだろう。
ドーハで開かれたアジア大会では、長年優勢を保ってきた日本代表に勝って金メダルを獲得した。その後のメルボルン世界選手権大会でも、中国代表の団体とデュエットは、ともに4位という今までで最高の成績を収めた。国家水泳センター「水立方」で行われた資格試合でも、蒋双子のデュエットは、初めて日本の選手に勝ってグランプリを獲得した。
井村コーチの指導で、蒋双子は筋力強化に励んだ。シンクロの関係者は、これも実力が向上した理由だろうと話す。またナショナルチームは動作の編成を工夫し、東西文化を結び付けて芸術的に統一した。
「チャイナネット」2008/07/29 |