国際プレスセンターで31日に行われた食の安全に関する記者会見で、「米国は自ら食料を持ち込む要求をしたのでは?」という米国記者の質問に対し、北京オリンピック組織委員会大会サービス部飲食処の抗易・処長は、今のところ米国を含む各国・地域の代表団から食料持参の申し入れを受けていないことを明らかにした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
抗処長は「国際的な慣例では選手村に選手が自ら食料を持ち込むことを禁止している」とし、参加国・地域の選手がどうしても食料を持参したいのであれば、まず中国の輸入検疫検査に関するルールを遵守しなければならない。選手村に持ち込んだ食料に一旦問題が発覚すれば、選手自らその責任を取る必要があるとした。
「選手は選手村の外で食事ができるのか?」という質問に対し、抗易・処長は「競技前後とも特に規制することはない」と答え、「選手は競技前には特に食事に注意を払う。自分の馴染みのない食べ物を軽々しく口にすることはないため、外で食事をすることはまずないだろう。競技後については、選手自らの選択を完全に尊重する」と意見を述べた。
「人民網日本語版」2008年8月1日 |