「国家電網カップ『一つの世界、一つの夢』世界華人五輪メッセージ募集」の授賞式と記者会見が4日午後、北京国際メディアセンターで開催された。国家電網公司が主催したこの活動では、全世界の華人によって書かれた北京五輪への支援と祝福の文章が募集された。同活動の組織委員会は同日、特別栄誉賞・特賞・1等賞・2等賞・3等賞に輝いた計232人と優秀賞となった計2008人の受賞者リストを公表した。
07年9月4日から開始された同活動には、文字・写真・漫画・映像など各種形式をとった作品45万3千点余りが寄せられた。アジア・欧州・アフリカ・米大陸・オセアニアなどの201カ国・地域からの応募となり、国際オリンピック委員会に属する205メンバーのほとんどとなる98%の国や地域から作品が寄せられたことになる。
同活動の組織員会の副主任を務める国家電網公司の曹志安・副総経理と王敏・総経理助理は、「今回の活動は、『五輪への社会的責任』という理念に基づいて国家電網公司が展開した五輪普及のための重要な活動であり、『企業には思想を、思想は普及を』という公司の理念を実践するためのツールとなった」と述べた。
中国オリンピック委員会の副主席で北京オリンピック組織委員会の主席助理を務める屠銘徳氏は、「海外の華人がこの活動を通じてすばらしい声を世界に発信することは、北京五輪の成功に限りない彩りを加えることになる」とスピーチした。
国際オリンピック委員会の駐中国首席代表を務める李紅氏は、「IOCメンバーの98%の国や地域から応募があったことは、オリンピック精神の世界中への普及と発展が成功したことを示している」と述べた。
国務院僑務弁公室の趙陽・副主任は、「今回の活動は、国内外の中華ファミリーの五輪と祖国に対する心からの祝福を示し、中国の実力の大きな成長を示すものとなった」と語った。
活動に参加した海外の華人たちと記者会見の会場とは映像でつながれ、海外の華人の祖国や五輪に対する真心のこもった純粋な気持ちが伝わる場となった。
「人民網日本語版」2008年8月5日 |