北京地区で行われる五輪聖火リレーの計画が4日、公開された。聖火は6日から8日まで、北京市内38.92キロメートルを巡る予定で、所要時間は8時間54分と予測されている。「京華時報」が伝えた。
四川省を巡回した五輪聖火は5日夜、北京に到着する。その後、北京市の18区(県)および北京経済技術開発区を3日間にわたってリレーする予定だ。
聖火リレー通過ルートには、観光名所である円明園や頤和園などは含まれていない。北京聖火リレー組織委員会の孫学才・副主席(北京市体育局副局長)はこれについて、「北京の観光名所は非常に多く、すべてを通過ルートに組み入れる訳には行かない」と説明した。同組織委員会は、北京に数ある観光名所の代表として、午門、端門、天安門などの古代建築物を選んだ。
リレールートの概要は以下の通り。
▽8月6日
故宮の午門前広場で、リレー開始の式典が行われる。その後、西城、東城、朝陽、石景山、豊台、宣武、崇文の市内7区で聖火リレーが展開される。天壇公園の祈年殿前で、当日のリレー終了の式典が行われる。走行距離は16.442キロメートルで、所要時間は4時間16分、ランナーは433人を予定している。
図:6日のリレー通過ルート ▽8月7日
八達嶺長城の瓮城広場で、スタート式典が開催される。その後、延慶、昌平、懐柔、密雲、平谷、順義、通州、東城の8区(県)で聖火リレーが展開される。地壇公園拝台で、当日の終了儀式が行われる。走行距離は14.576キロメートル、所要時間は3時間4分、ランナーは268人を予定している。
図:7日のリレー通過ルート ▽8月8日
五輪開幕当日、周口店猿人遺跡公園でスタート式典が開催される。房山、門頭溝、大興、経済技術開発区、海淀区の5地区で聖火リレーが展開される。走行距離は7.902キロメートル、所要時間は1時間34分、ランナーは140人を予定している。計画では、聖火は午後0時59分に、101中学(オリンピック・ユースキャンプ)から国家体育場「鳥の巣」に到着し、開幕式の点火儀式まで待つこととなる。
図:8日のリレー通過ルート 「人民網日本語版」2008年8月5日